この什器もちょっと変わった物でした。
行政に提出する媒体を検査する機器を付けた什器なのです。

今まで紙面で提出していたものが色々な媒体に変わっていくなかで、行政からこのような什器製作をご依頼いただきました。

アクリルにブルーの塗装をして金物と組み立てていきました。電子機器や電源、スイッチなど複雑な細かな物を融合するのが大変でした。このような什器は細部までお引き渡し時にチェックをされる物なので､細心の注意が必要です。その注意とは別に納品して後日追加施工をご依頼頂き現場に行こうとしたときのことです。

3.11が･･･揺れが治まり体験したことのない時間が過ぎて行きます。施工の待ち合わせは16時。こんな時でもお約束はお約束、現場に職人と向かいました。が、発注元の方々は誰１人現場に到着できず。その日は引き返すことになりました。

そこからの帰り道の渋滞で帰宅したのはさあ何時だったでしょうか？納品のことよりそっちのほうが記憶に残っております。